ブライアン

以前世田谷区に住んでいた頃。
ちょうど相方と冗談半分で「ネコ狩り」でもしようと決め、 近くの公園に行ってみたが、
その日に限って全くネコの気配が無かった。

仕方がないから自転車で杉並区をうろちょろしていたところ、
肉屋と花屋の間で何やら子供と大人が輪になって騒いでいたのだ。

近寄ってみると、何とダンボールに入っている2匹の子猫がいたので 群がる子供を押しのけ、
「いかにもこの子猫かわいいですね~」的なアクションで 触っていたら、

肉屋のおばちゃんらしき人が「2匹とも貰ってくんない?」と言ってきた。
2匹は無理だけど1匹ならいいっすよってことで、

「え!もって行くの?」的な 子供の視線をガン無視し、
上着のポケットにシマシマの方の子猫を入れてそのまま帰宅した。

僕は猫を飼うのが始めてだった。
とりあえず「ブライアン」という名前をつけた。

ブライアンはすくすくと成長し、
ある日相方曰く、動物病院にいって虚勢手術をしないと いけないといいだしたので連れて行ってみた。

すると動物病院の先生が 「ブライアンちゃんは・・・メスですね~。」という一言。
オスだと思い込んで今まで育てていたのに・・・そんなこともあるもんだ。

そんなブライアンも今年で4年目位。
相変わらず、他人には平気で牙を向くメス猫に成長中。

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